こんにちは。中学生科の末宗です。先日行った授業をご紹介します。
課題は「ある人物を想定し、その人とのコミュニケーション(仲良くなる、楽しむ、意思を伝え合う、理解し合う)に役立つ道具を開発しよう」というものです。
与えられた素材を用いて、その商品のプロトタイプ(アイデアを形にした試作)を作りました。
※プロトタイプ=道具の商品化までのデザインプロセスの中で初期に行う仕事の一つ。
私たちが用意した素材は、アルミホイル、綿、梱包材、綿棒(黒・白)、紙コップなどなど。課題は前週に予告しつつもどんな素材が出るかは秘密です。
なので頭でイメージしてきた道具を果たして作れるかは予測できない状況でしたが、
臨機応変に、また素材から得るインスピレーションをいかしてそれぞれが制作に突入しました。
どんな道具ができたかと言うと、相手を覗くとその人の考えがわかる道具、上にいる人とものを受け取り合える仕掛け道具、出会いを求めている2人のための道具、死んだ人からのメッセージが聞ける道具、持つことで色のついた感情の煙が出る道具、宇宙の生き物とコンタクトできる道具、音を使ってコミュニケーションする道具、など様々。
素材の使い方にも驚きがたくさんありました。紙コップを解体し、硬い輪っか(口が当たるところ)を利用したり、
綿棒をまるで金属部品のように機能させたり。
限られた資材を使ってどう展開するか、どう機能させるか、どう活かすか、という点にも果敢にトライしてくれていました。
(OCHABI junior school 中学生科講師・末宗)
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